さて、計算の練習は何度もやりますが、
もう少し、「余りの出る割り算」の意味を考えましょう。
算数がきちんと身に付くかどうかは、技術でなく理解です。
まず、「割り算」の意味について考えてみましょう。
●10個のミカンを5人で分けます。
ひとり何個ずつもらえますか?
●20個のアメがあります。
4人で分けると、ひとり何個になりますか?
こんなふうに、
「あるものを、みんなで分けるときの一人の分け前」
を考えるのがわかりやすいですよね。
「余りの出る割り算」も同じです。
●10個のミカンを3人で分けます。
ひとり何個ずつもらえますか?
●25個のアメがあります。
4人で分けると、ひとり何個になりますか?
分けるということは同じなんですが、
今度は、みんなで分けた後に、いくつか残りますね。
それが余りです。
わからなかったら、いろいろ言い方を変えてみましょう。
◎9個のミカンを3人で分けます。
ひとり何個ずつもらえますか?
それでは、
ミカンが9個でなく10個あったらどうなりますか?
残ったミカンは、あなたがもらえますよ。
いくつ余分にもらえましたか?
などです。
頑張りましょう!