距離の微分が速度、速度の微分が加速度。数学ってすごい!


かつて、1時間数の傾きが速度だということがわかったとき、
どんなに感激したことでしょう。
時間を横軸(つまり、x)、距離を縦軸(つまり、y)としたとき
直線は、1次関数 y=ax+b で表されます。
この「a」というのが傾きなのですが、
これこそ1分間にどれだけ進むか、の「速度」なのです。
これ、すごいですよね。
速度って目に見えないし、
時間みたいに、いつも馴染みないし、なんだかな、、、と思ってたけど、
そんな単純なもんなんだ!って思いました。
でも、速度を表すために、1次関数が作り出されたのかもしれないですね。
加速度はもっとすごいです。
ちょっと高校生レベルになりますが、
yを微分したのが「a」つまり、距離の微分が速度です。
同じように、速度を微分したのが加速度なんです。
こうなってくると、微分積分というのは、
距離とか速度とか加速度の関係を表そうと思って作り出された?と思わずにはいられません。
このように、物理現象は全て数学で表すことができます。
逆に言うと、数学で表してそれを解いていくからこそ、まだ知らない未知の現象が予想できるのです。
そういうことを「なーんだ!」と思ったとき、
数学が好きになります!
数学の魅力にはまります!!
算数の理解は、訓練も大切ですが、
どうしてそうなっているか、を自分で発見し、納得し、
そして「すごい!」と思うことです。

でも、自分で発見するためには、やはり、何度も解いてみることが大切ですね。
何度も解いて、数の仕組みを自分で発見してみてください。

『ポップりんと』はそんな発見のための反復学習にも役に立ちます。

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文章問題が苦手なら図を描く練習


文章問題で図が描けるって、本当大切です。
なるべく小さい頃から図を描く癖をつけさせたいものです。
たとえば、小学1年生に以下のような問題があったとします。

Q.リンゴが3つ、ミカンが5つあります。リンゴとミカンあわせていくつですか?
A.〇を3個と5個描きます。
それから3+5=8

でも、毎回図を描くとなると、子どもが勉強嫌になっちゃいますよね。
そんなときは、毎日、ひとつめかふたつめの文章問題は図を描いて、
あとの数問は図なしでもOKぐらいにするといいです。
そして、図のポイントもしっかり押さえます。

たとえば数の大きさが変わってきたときがひとつめの注意時です。

Q.リンゴが15個、ミカンが18個あります。リンゴとミカンあわせていくつですか?
A.〇を15個と18個描くのは大変です。
なので、大きな丸でも描いて、その中に〇を3つくらい、あとは点点をいくつか、
そして、丸の中のどこかにでも15と書きます。
丸の外にリンゴと書いておいてもいいでしょう。
ミカンも同じです。
それから15+18=33

要は、確実な絵を描くことではなく、
イメージができる絵を描くことが必要ということを練習するのです。

算数の苦手な子は、すぐに図を描くのを面倒くさかったり、
そもそも図を描くことができなかったり、
描きだすと、面倒なくらい律儀に数を並べたり。。。

何度も図の描き方から練習するといいですね。
わからない問題でも、図を描いているうちに、解き方がひらめいたり、
描いた図をみていろんなことがわかってきたり、
また、図を見ればおおよその答えがわかって、自分が出した答えの間違いに気づいたり、、、

いいこといっぱいあります!

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暗算で早く答えるには


数字の感覚でまず身に着けたいのが、
1桁同士の足し算で、何を足したら10になるかということ。

5→5
6→4

この話は前にもしましたね。

 

そして、これがわかると、次にできるようになるのが
1桁の足し算で繰り上がるか繰り上がらないかをすぐに見極めることです。

 

7+8は繰り上がりがある
3+2は繰上りがない

 

これがパッとわかると2桁の足し算が早くできます。

 

例えば
12+53
まず、「1の位は繰り上がらないな」と考えます

そうしたら、1と5を足して6なので、
「60」と口に出しちゃいます。
口に出したら忘れてもいいくらいの勢いで。

そうして、「ろくじゅう」の「じゅう」を言っている間くらいに
残りの1桁同士を足して「5!」と言えばいいのです。

 

もちろん書くときも同じですよ。

 

では、24+38
これは「1の位は繰り上がる!」と見抜きます。
そうしたら、「2+3」をして「5!じゅう」と言いたいところですが、
コロッと裏切って、ひとつ多くして「6じゅう」
(1足すとか考えないでも、1大きい数字を言う)
そうして気分を変えて、1の位の部分。
4と8を足した数の1の位は「2!」

 

実を言うと、ひっ算は下の位からやりますが、
さっと頭で考えるときは、大きいくらいからやっていったほうが得策です。
先に大きい数を言ってしまえばいいのですから。

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掛け算の九九の注意点


娘の掛け算の九九覚えも、いよいよ7段に入りました。

とりあえず、掛け算の九九は、何も考えずに暗記するのが一番だと思います。

 

が!
子どもが暗唱しているのを「???」と思うポイントは
理解しておくと便利です。
(もちろん、大人も暗唱してるわけですから、すぐにわかるとは思うのですが)

 

(1)
まず、簡単な5の段。
これは「〇じゅう」か「〇ご」というのしか出てきません。

 

(2)
そして、2の段、4の段、6の段、8の段
もちろん、答えは偶数しか出てきません。

 

(3)
そして、3の段、7の段、9の段
これは、奇数、偶数が順に出てきます。
そうです。
偶数×偶数=偶数
偶数×奇数=偶数
奇数×偶数=偶数
奇数×奇数=奇数

まるで奇数は、劣性遺伝のO型のようですね。

 

(4)
あとは、例えば、答えが「〇じゅう1」とか「〇じゅう3」とか「〇じゅう7」とか「「〇じゅう9」となるのはとても限られています。

1の位が「1」となるのもの・・・・1、21、81
1の位が「3」となるのもの・・・・3、63
1の位が「7」となるのもの・・・・7、27
1の位が「9」となるのもの・・・・9、49

たとえボーっと聞いていても、お子様が突然、「23!」とか言ったら、驚きましょう。

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