大人になると、算数の概念はよくわかっていても、
細かな定義名や言い回しはわからなくなってしまいます。
そこで詰まってしまった小学4年生の概数を求める問題。
言い方によって、どこまでを省略するか、わからなくなってきました。
そこで復習してみます。
<問題パターン 1>
「●の位までの概数を求めなさい」
例えば、
・31325の千の位までの概数は31000⇒「三万一千」
・3524891の千の位までの概数3525000⇒「三百五十二万五千」
つまり、「千の位までの概数」と聞かれると、
「・・・・〇千」と言い終わることが必要です。
このとき注意が必要なのは、
千の位を見て四捨五入するのではなく、
千の位をいくつにするかを決めるために、その一つ下の百の位を見て
繰り上げるか、切り捨てるかを決めるのです。
<問題パターン 2>
「上から△桁までの概数を求めなさい」
例えば、
・88788の上から2桁までの概数=89000⇒「八万九千」
・5231の上から2桁までの概数=5200⇒「五千二百」
つまり、「上から2桁までの概数」と聞かれると、
「〇●〇●」(〇は数字、●は桁)と、必ず二つの桁しか出てきません。
このときは、上から3つめの数字を見て、
繰り上げるか、切り捨てるかを決めるのです。